最後まで観なかった映画について③

最後まで観れなかった映画というか、人によって評価が分かれる映画は必ずあります。

CASSHERN ('04年)」という、テレビアニメの実写化映画があるのですが、とりあえずアニメに準拠したキャラクターは出てくるのですが内容はまったく別の物語です。映像の色使いとかオーケストラ調の音楽とか、僕はとても楽しめた映画です。DVDで何回も観てサントラやノベライズ版も手に入れてしまったほどなのですが、この映画の楽しさをわかる方が僕の周りにあまりいません。制作費の130%の興行収入があったそうなので失敗作というわけでもなさそうなのですが。

超人的な身体能力を身につけた主人公が同様の超人や超人の操るロボット軍団と戦うお話なのですが、この映画が出た2004年頃は、まだまだスーパーヒーロー映画がひとつのジャンルになっておらず、「特撮映画=子ども向け」という図式が残ってたせいではないかな?と思ってしまいます。

余談ですが、この映画の監督の紀里谷和明さんはこれ以外にも「GOEMON ('09年)」「ラスト・ナイツ('15年)」の2本の作品があり、こちらも僕は楽しめました…がやはり一般にはあまり受けていない印象です。面白かったんだけどなあ。

CASSHERN [DVD]

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