インドとパキスタンの車窓から

「バジュランギおじさんと小さな迷子(原題: Bajrangi Bhaijaan)」観ました。

インドで迷子になったパキスタン人の女の子を見ず知らずのおっさんが親御さんのもとに届ける、という映画です。女の子がインドで迷子になって途方に暮れているところで街のお祭りに遭遇し、そのお祭りの踊りでやけに存在感を発揮してるおっさんがいると思ったらこの人が主人公でした。主人公の明るさとか真っすぐさがすがすがしい、いい映画でした。

この映画でひとつ勉強になったのが、インドとパキスタンの仲の悪さ(^^;; ビザ持たずに入国したらスパイ容疑で即逮捕でしかも拷問にかけられるって相当の仲の悪さです。パキスタンとインドが分離するときに起きた戦争がきっかけだそうですが、その戦争が1947年だから戦争時代をリアルタイムで経験している人も多いでしょう。パキスタンとインドの対立は現在進行形なのでしょうか。

それからもう一点。インドは一つの州だけで人口が一億人くらいいて州ごとに言語も違います。だからインドは州が違ったらほぼ別の国だと、インドの人から聞いていたのですが、この映画のインドは意外と一つの(コンパクトな)国にまとまっていました。

いや映画の着眼点が違うか(笑) 明るくて前向きで楽しいいい映画でした。

 


映画『バジュランギおじさんと、小さな迷子』予告編

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