映画と小説について

まだまだ暑い日は続きますが9月といえば一般的にはもう秋です。人と雑談をしていて本の話題になり、「えっそれ面白そうですね!」って安請け合いをしてとりあえずその本を手に入れるのはいいのですが、僕の場合はそのまま読まずにほったらかしになります(^^;; そういう本をこの秋に少しずつ読み進めようとしています。映画なら「上映時間〇〇分」って言われたらその分の時間を確保しなきゃいけませんが、小説だったら自分のペースで緩急をつけて読めるのがいいところです。

さて、ある小説が映画化した場合、小説を読むべきでしょうか?それとも映画を観るべきでしょうか? 僕はまずは小説を読めばいいのではないかな、と思ってしまいます。CGやアクションが満載のSF作品ならもちろん映画ですが、感動系の作品なら小説でイメージを掴むと良いと思います。

小説は人の心理描写を描くことについては抜群の適性があり、この点において映画は小説には勝てません。それに、映画はその人単体で素晴らしい魅力と才能を持つ役者さんが演じるあたり、どうしても人物ではなく役者さんに印象が左右されてしまいます。作家の村上春樹さんは、自分の作品の映画化にはなかなかOKを出さないそうです。 

ノルウェイの森

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