インド映画について

インド映画の「あなたの名前を呼べたなら(原題:Sir)」を観てきました。

インド映画というよりは、インドが舞台のフランス資本の映画でした。全国に大きく展開してるチェーンの映画館じゃなくて、どちらかと言えば小規模な劇場で上映。こうした単館上映系の映画はいつソフト化するかわからないし、ソフト化したとしてもレンタル店やネット配信されるかどうかもわからず、上映してるときに観に行かないと次にいつ観られるかわかりません。

富豪の御曹司と住み込みのハウスキーパーの恋の話なのですが、御曹司がガードマン付きのリゾートホテルのような高級マンションに住んでおり、主人公のハウスキーパーの方は昔ながらの因習が残る寒村の出身です。実際のインドではまず考えられない状況だそう。実際のインドでは男女差別どころかカースト差別が根深く残っているそうです。

僕も勤め先の関係でインドの方から名刺をもらうことがありますが、本名じゃなくて略称やイニシャルしか載ってない名刺をもらうことがけっこうあります。本名がわかると自分のカーストがわかってしまい仕事にならないからイニシャルで通すようです。日本で暮らすインド人でもカーストを気にしなければならないから、インド本国でのカーストの習慣は推して知るべしでしょうか。

映画自体は中々前向きで明るい話で、わざわざ観に行って良かったなって思える映画でした。


映画「あなたの名前を呼べたなら」予告編