シリーズものの映画について⑤
「映画製作は監督選びから始まる」とはよく言ったもので、まずプロデューサーがどんな雰囲気の映画にするか決めて、それに沿った作品を撮れる監督を探すところから始まります(と思う)。
ここで制作サイド(プロデューサー)の方に「だいたい何本のシリーズにしよう」みたいなシリーズ全体の見通しがあればいいのです。最初から全3部作の構成が定着してきたのはこの10年程ではないでしょうか? 一昔前だと1作目が当たったら2作目を作り、それが当たったら3作目、と単発映画を積み重ねる方法が主だった気がします。
前者ならだいたい5年もあればシリーズが全て完結できますが、後者だと作品の間隔が5年くらい空いてしまうのはザラ。途中で監督が変わったりして映画の雰囲気が変わってしまうものもけっこうあります。監督だけではなくてプロデューサーまで変わってしまうと、タイトルや役者さんが同じでももうほぼ別の映画と考えたほうがいいですね。映画を作る土台が違うわけですから。
シリーズものの映画を観ていて「何か変だな?」と思ったら誰がスタッフなのかよく見てみると良さそうです。
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シリーズものの映画について④
とりあえず映画を観よう、と思って映画館に行ったりレンタル店に行ったことがある人は多いと思います。何を観ようか考えてるうちに映画一本観れるくらいの時間が経過してしまったり。。。することがある人は少ないと思うのですが「ジャケ借りしてみたけど期待と違った」ってなったら残念ですよね。
せめて観たいシリーズが決まってるとどれを観るかはすぐに決まるし、初観の映画とはいえ前のシリーズを観てるから大まかな雰囲気は掴めます。きっと製作者の方でもイチから新しい映画を作るよりも続き物の映画の方が気楽にGoが出せるでしょう。
でも。ターミネーターとターミネーター2とか、エイリアンとエイリアン2とか、次作が前作を上回ってくれる映画だったらいいのですが、続編で雰囲気が変わったり路線変更してかえって迷ってる映画もあるので悩ましいところです。
さらに困るのが、1が面白くて2が1よりもさらに面白くて、これは完結編の3は絶対すごいに違いない!!と思って観に行ったら微妙だったりすると、けっこう困ります。
シリーズものの映画について③
「ハン・ソロ」観てきました。
内心毎年作ったら質落ちるんじゃないかと思ってた+yahooニュースなんか見るとネガティブな意見が多かったのですが、前向きで楽しい映画でした。ハンソロがチューバッカと出会ってミレニアムファルコンを手に入れるまでのお話です。意外と続編が作れそうな話。スピンオフ小説ではエピソード6であっさり化け植物に食われたボバフェットとライバル関係になるけどその辺も映画化してくれないかな。
ネタバレってほどではないので書くけど、スピンオフも入れたこれまでの全作品に何げに登場してたC3POとR2D2出てこなかったの何でかな? あとダースモール出てきましたねw この映画は時系列的にはエピソード3と4のあいだだそう。「ローグワン」も同じタイミングだったから、スピンオフ映画はしばらく3と4をつなぐ物語を揃えていくのかな。
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シリーズものの映画について②
リブートしたり製作の間隔が空いてしまう映画のシリーズはけっこうあると思います。
スター・ウォーズとか、4・5・6のあとに1・2・3が作られちゃったり、エイリアンとか4で完結したシリーズの前日譚を完結してから15年後にやったり、3・4・5と製作したけど全部なかったことにしてまた3作目を作ろうとしてるターミネーターとか、映画は時系列がかなり自由です。どの順番で観ればいいでしょうか?
制作年順に観るのが一番ではないかな?というのが僕の感想です。2000年代に作られたスター・ウォーズの1・2・3のあとに1970年代の4・5・6を観ても映像面ではやっぱり見劣りするだろうし、エイリアンは時系列的には「エイリアンvsプレデター(AVP)」→「プロメテウス、コヴェナント」→「1・2・3・4」のはずですがAVP('04年)とプロメテウス('12年)でエイリアンの出自の設定が違ってる(^^;;
と、あんまり詳しく書くとマニアックになるのでやめときます(^q^) やっぱり空想の産物の映画といえど、それが作られるのは現実世界に他なりません。なぜその作品が作られたかという、プリプロダクション段階での映画業界の噂を聞くのも映画の楽しみ方ですから、やっぱりシリーズものの映画は制作年順に観るのが一番です。
アベンジャーズ、制作年順にイチから観ちゃおうかな。
シリーズものの映画について
「アベンジャーズ・インフォニティウォー」観てきました。劇場グッズのキーホルダーも買いました。
このアベンジャーズシリーズ、いま映画業界で一番勢いのあるシリーズではないでしょうか? 一年に2~3本のペースで映画を作ってそれが全部ストーリー上でつながっており、しかも作品の面白さを損なわないってすごい。よほど優秀なプロデューサーがついているのでしょう。この4月にアベンジャーズインフィニティウォーを公開して、8月にはアベンジャーズのメンバーの「アントマン」の2作目が公開されるそうです。
スーパーマンにしてもバットマンとコラボ映画「バットマンvスーパーマン」を出したり「ジャスティスリーグ」ってアベンジャーズみたいにヒーローがたくさん出てくる映画を作ったりしてます。
「スター・ウォーズ」シリーズもスピンオフ挟んだりして毎年新作を出すようになりました。スター・ウォーズはキャラクターではなくあのスター・ウォーズの世界を描くことそのものが映画の趣旨って気がするので、もう少し製作ペース落としたほうがいいんじゃないかな、とは思ってしまいます。
小説の選び方について
本屋に行くとほんとにいろいろな小説が溢れています。何か読もうかな、と本屋に行ってみてもどれ選べばいいんだか迷ってしまう量です。映画みたいに「今日はこの役者さんが観たい」みたいなわかりやすいイメージがあるわけでもないし。
ぜひ聞いていただきたい小説の選び方ですが。ちょっと暗い選び方ではあるのですが、作者が亡くなって何十年も経つのにまだ本屋で平積みされてる本というのはたいてい面白いか、読む価値のある本です。(だと思います)
例えば司馬遼太郎さんの本は、ご本人が亡くなって20年以上が経過するいまでも1年に1億円の売り上げがあるそうです。そういや山川の日本史の教科書にも「この時代は司馬遼太郎が人気でした」みたいな記載があったっけな。いまは「西郷どん」が放送中だから西郷隆盛が主役の「翔ぶが如く」を置いてない本屋はたぶんないでしょう。
あと人が読んで面白いって言ってた小説を読んでみるのもいいですね。
小説も実は面白い
特に深く考えたくないけど何となく文字が読みたいって人はけっこういると思うのですが、そういう方向けに軽~い文を載せるのがこのブログの目標です。
軽い文といえば小説。読んで勉強になるわけじゃないし、本当のことが書いてあるとも限らないので、小説なんて本じゃない!などと気取ったことを思った時期もあったのですが。ひきこもりな僕にしてみると「静かに小説を読む」というのが意外といい気分転換になることがわかりました。小説の思わぬ効用でございます。
いまは一日何十冊も小説が出ます。けれど、僕はこういう雨後の筍ごとく量産されるあんまりどっしり来ない小説もちゃんと読んでみなきゃなと思うようようになりました。
小説を書く人も読む人も珍しかった大昔(明治時代とか)なら何か出版するだけで「先生」になれて「作家〇〇先生の生家跡地」みたいな記念碑を道端に立ててもらえたでしょう。「本郷三丁目には樋口一葉が住んでいた」って逸話のように語られてますが、樋口一葉が本郷に住んでたのはほんの3年ちょいですから(^q^)