名優×名監督
「荒野の誓い (Hostiles)」
1892年のアメリカ。アメリカ陸軍の大尉が原住民の酋長を故郷まで送り届けるお話です。クリスチャンベイル主演、スコットクーパー監督の作品です。
2013年公開で、この映画と同じくクリスチャンベイル主演、スコットクーパー監督の「ファーナス/訣別の朝 (Out of the Furnace) 」という映画がとても面白く、同じ監督・同じ主演の作品ということで期待しないわけにいきませんでした。近所のツタヤに行ってもいつもレンタル中で、ツタヤに通うこと3回、ようやく観ることができました。
ただ、この予備知識なしで観た方がこの映画は楽しめたかな。。。今作もそれだけ観たらとても面白い映画なのですが、それにしても「ファーナス」が面白かったのです。観ているだけで不思議な気力が湧いてくる作品でした。今作はファーナスでクーパーとベイルが立てたハードルを超えられなかった印象です。
この映画ではインディアン戦争については一貫して否定的なトーンで語られ、原住民の処遇やインディアン戦争の是非など、アメリカの歴史問題に触れる硬派な作品ではあるのもの、エンターテインメントに寄り過ぎて作品のテーマが弱まってしまったようにも思えます。
「ファーナス/訣別の朝」面白かったです