詩人と同じようにスペンサーだ

「スペンサー・コンフィデンシャル (Spenser Confidential)」観ました。

ロバート・B・パーカーの小説シリーズに着想を得た物語です。原作の小説シリーズは全部で39作もあり、僕はまだ数冊しか読んでないのですが、少しずつ楽しみに読んでいます。

ちなみにスペンサーは下の名前が不詳です。この映画でもスペンサーの刑務所の書類に釈放スタンプを押すシーンがあり、本名も記載されているようなのですが、「SPENSER」とは書かれているもののその前のファーストネームの箇所だけぼかされていて判読できません。

映画と小説のつながりはこうしたシリーズのお約束と一部の登場人物にとどまり、原作の登場人物はスペンサーと相棒のホーク、それに愛犬のパールしか出てきません。せめてスペンサーの彼女のスーザンは出してほしかったところ。スペンサー小説は会話劇がひとつの見せ場なのですが、今回の映画ではそれも特に意識されていないようでした。

映画自体は重いテーマもなく、アメリカの地方都市で起きた小さな事件をスペンサーが自分の信念に基づき解決に乗り出す、気楽に観られるお話です。製作費もしっかりかけられているようで、気楽な物語だけど画面はしっかり作りこまれています。続編を匂わす終わり方をしていました。続編が出たら観てしまうでしょう。

 


マーク・ウォールバーグ主演!『スペンサー・コンフィデンシャル』予告編 - Netflix